活動報告

英ウィメンズクリニック・大阪信愛学院大学様で講義をさせていただきました

英ウィメンズクリニック・大阪信愛学院大学様で講義をさせていただきました

令和7年4月26日、英ウィメンズクリニック・大阪信愛学院大学様にお招きいただき、未来の生殖医療を支える看護師の皆様へ向けて講義をさせていただきました。

生殖看護認定看護師を目指し、日々熱心に学ばれている皆様を前に、「不妊治療と仕事の両立について」という、現代社会においてますます重要性を増すテーマをお話しさせていただきました。

近年、不妊治療を受けながら仕事を続ける方は増加傾向にありますが、その両立には依然として多くの課題が存在します。治療のための通院時間の確保、心身への負担、職場での理解やサポート体制の不足など、当事者の方々が直面する困難は多岐にわたります。このような状況において、患者様に最も身近な存在である看護師の皆様が、正しい知識と深い共感をもって寄り添い、適切なサポートを提供することの必要性は高まっていると思います。

今回の講演では、まず不妊治療と仕事の両立を取り巻く社会的な現状や、当事者が抱える企業活動の中での悩み、そして企業側の両立支援の取り組み事例などをご紹介しました。さらに、医療従事者として、特に生殖看護認定看護師を目指す皆様が、患者様の状況を深く理解し、どのような情報提供や精神的なケア、そして職場や地域との連携支援を行うことができるのか、アプローチについてお伝えいたしました。

参加された看護師の皆様は、非常に熱心に耳を傾けてくださり、質疑応答の時間には、現場での経験に基づいた具体的な質問や、患者様へのより良いサポート体制構築に向けた前向きな意見が活発に交わされました。皆様の真摯な姿勢と高い志に触れ、大変感銘を受け、多くの学びを得ることができました。
この度の講義が、未来の生殖看護認定看護師となられる皆様にとって、不妊治療と仕事の両立に悩む方々への理解を深め、より質の高いケアを提供する一助となれば幸いです。

フォレシアは今後も、不妊治療を行う方々が安心して治療に臨み、自分らしいキャリアを継続できる社会の実現を目指し、医療・企業・社会全体への情報発信と連携強化に努めてまいります。

このような貴重な機会をいただきました英ウィメンズクリニック・大阪信愛学院大学様、そしてご参加くださいました皆様に、心より感謝申し上げます。